カラン

学校の放課後

「ペン回しは、たぶん小さな冒険」

「悠。ペン回しって、“指のサーカス”だと思わない?」 昼休みだった。 窓際の席で、春はシャーペンをくるくる回している。 もちろん、成功してはいない。 五秒に一回くらい床に落ちていた。「サーカスに失礼だろ」「でも見て。今の、“ライオンが火の輪...