女勇者フェルミノ

【女勇者フェルミノ 第12話】鎧は、宿代に含まれない

濡れた鎧を着たまま眠ろうとする騎士。フェルミノは、鎧を外して手入れする三十分と、寝不足や故障で失う費用を比べます。
春と悠シリーズ

新品のノートは、最初の一文字が重い

新品のノートを前に、最初の一文字が書けない春。きれいな一冊が自分のノートになるまでを描く、春と悠の日常会話短編です。
女勇者フェルミノ

【女勇者フェルミノ 第11話】ブーメランは、当たると戻らない

投げても戻る魔法のブーメラン。しかし敵に当たればその場へ落ちる。フェルミノが便利な機能と、失敗した時にも残る次の手を比べるRPG風短編です。
春と悠シリーズ

押しボタンは、青信号へのお願い

夏休みの午後、俺と春は図書館からの帰り道に、小さな横断歩道で止まった。車はほとんど通らないのに、歩行者用の信号は赤い。春は信号の横にある黄色い箱を見つけた。「押しボタン式だ」「押さないとずっと赤だぞ」春はボタンの前に立ったまま、押さない。「...
女勇者フェルミノ

【女勇者フェルミノ 第10話】一番安い馬車は、まだ出発しない

定時便は35ゴールド、6人集まれば出発する乗合便は10ゴールド。フェルミノが運賃だけでは見えない「待ち時間の値段」を計算するRPG風短編です。
春と悠シリーズ

扇風機は、風を平等に配ってる

扇風機は風を平等に配っていると言う春。風の順番から宿題の順番まで話が広がる、夏休みの学習室を舞台にした日常短編です。
女勇者フェルミノ

【女勇者フェルミノ 第9話】全部拾うと、町まで帰れない

岩場で倒したアイアンリザードは、全身が売り物だった。硬い鱗は防具に、牙は刃物に、尻尾の骨は杖の芯に使える。討伐を見届けた若い冒険者は、目を輝かせて大きな麻袋を広げた。「勇者様、大当たりですよ。全部で500ゴールドにはなります」フェルミノは剣...
春と悠シリーズ

日焼け止めは、見えない日陰

日焼け止めを「見えない日陰」と呼ぶ春。帽子や建物の影、そして参考書まで、悠と一緒に“未来を守るもの”を考える夏の日常短編です。
女勇者フェルミノ

【女勇者フェルミノ 第8話】ポイントカードは、魔王城まで貯めない

十個の印で百ゴールド引き。フェルミノは、割引のために不要な買い物や遠回りをしていないか、ポイントカードの本当の条件を計算します。
春と悠シリーズ

セミの声は、夏の既読

姿は見えないのに返事だけが降ってくる。「セミの声は、夏の既読」と言い出した春と悠が、図書館までの道で夏の会話を探します。
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